「ミステリー・アリーナ」のあらすじと感想、おすすめの本も紹介【深水黎一郎】

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今回紹介するのは深水黎一郎さんの「ミステリー・アリーナ」です。

「ミステリー・アリーナ」とは作中における大晦日の国民的娯楽番組名で、その内容はミステリー小説のテキストが番組で徐々に紹介され、犯人を当てるという至って単純なもの。

ですが、その解答がなんと15通りもあり、一体どれが正解なのか読んでいてワクワクする小説です。

今回はそんな深水黎一郎さんの「ミステリー・アリーナ」のあらすじと感想をまとめ、また、この本が好きな人におすすめの本も併せて紹介します。

こんな人におすすめ

  • ミステリーが好きな人
  • 多重解決ミステリーが好きな人
  • 普通のミステリーに飽きた人
目次

「ミステリー・アリーナ」の概要

タイトルミステリー・アリーナ
著者深水黎一郎
ページ数448ページ
発行日2018/06/14
出版社講談社

「ミステリー・アリーナ」は2016年の本格ミステリベスト10で第1位、ミステリが読みたい!でも第3位、このミステリーすごい!では第6位など多くのミステリーランキングにランクインしており、ミステリー小説として非常に評価されている作品です。

深水黎一郎さんは他にも2007年に「ウルチモ・トルッコ」でメフィスト賞、2011年に「人間の尊厳と八〇〇メートル」で第64回日本推理作家協会賞を受賞しています。

「ミステリー・アリーナ」のあらすじ

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。15ある解決案のどれが真相か?

嵐で孤立した館で起きた殺人事件!国民的娯楽番組「推理闘技場(ミステリー・アリーナ)」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。

誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えはなんと15通り!

そして番組の裏でも不穏な動きが……。多重解決の究極 にしてミステリー・ランキングを席巻した怒濤の傑作!!

講談社より引用

「ミステリー・アリーナ」の感想

こんな番組を見てみたい

ミステリー・アリーナは作中において大晦日の国民的娯楽番組のタイトルです。

その人気は紅白歌合戦にも勝るとも劣らないもので、さらに真相を見抜いた挑戦者には高額な賞金がもらえるという魅力的なもの!

番組では問題となるミステリー小説の文章が表示され、犯人とトリックが分かった人から早押しで解答する形式になっています。

例え同じ真相にたどり着いた場合でも先に解答した人が優勝となるため、挑戦者はなるべく早く解答しなければなりません。

こんなTV番組があれば、ぜひ見てみたいと思いませんか?

TVで無理ならYouTubeとかでやってくれないかなと思いながら読んでいましたが、よくよく冷静になると、どう考えても絵面が地味すぎますよね……

解答者の推理を披露する場面はおもしろいかもしれませんが、黙々とミステリー小説の文章がTVに表示されていく場面はあまりに退屈で、ミステリーが好きな人間以外に需要がないよな~と思いました。

ミステリー好きの一人としては見たい番組ではありますが、現実では大衆受けするかというと難しいはずの番組が作中では大人気になっている点はおもしろいです。

この世界ではもしかすると、ミステリーがかなり人気を集めているので、現実よりももっともっとおもしろいミステリー小説や聞いたこともないトリックなどがあるのかなと妄想をめぐらせていました。

ミステリー好きには堪らない

あらすじにもあるように、この「ミステリー・アリーナ」の解答はなんと15通りです。

ミステリー好きなら一度は聞いたことのある定番のトリックから「いやいやそれはさすがに無理があるでしょ」というようなトンデモ論まで多種多様な推理が披露されます。

次の解答者はどんな推理を披露してくれるのか?それが楽しみでサクサク読み進めることができます。

ミステリー好きにおすすめではありますが、もちろんミステリーをあまり読まない人も一つの小説でこれほど多くのトリックが詰め込まれたものはあまりないため、1冊で十分満足できると思います。

「ミステリー・アリーナ」が好きな人におすすめの本

その可能性はすでに考えた

密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

まとめ

今回は深水黎一郎さんの「ミステリー・アリーナ」のあらすじと感想をまとめ、また、この本が好きな人におすすめの本も紹介しました。

この記事を読んで皆さんが「ミステリー・アリーナ」を手に取って頂くきっかけになれば幸いです。

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